Keith Haring: Endless
- Tomoya Shimomuki
- 2021年7月22日
- 読了時間: 4分
下向智也
展覧会名:Keith Haring: Endless
会場:中村キース・ヘリング美術館
会期:2020年2月22日(土) – 2021年5月9日(日)

中村キース・ヘリング美術館 外観
山梨県、八ヶ岳の麓に位置する中村キース・ヘリング美術館は、創設者である中村和男氏が1987年より収集する約200点のキース・ヘリングの作品からコレクションが構築される世界唯一の美術館となっている。展示はキース・ヘリングが生き抜いた時代のアメリカが持つ混沌とした社会とアメリカ現代美術の勢いを背景に、キース・ヘリングの作品から芸術と思想を現代社会の声として提示することを目的としている。

《無題(自画像)》(1988年)
私は東京都多摩市出身で、八ヶ岳にも縁があるのだが、ここ最近まで芸術とは無縁の生活をしていた為、いつも訪れずに通り過ぎていた。キース・ヘリングは80年代に4回来日しているが、1987年に多摩市の多摩センターにある複合文化施設「パルテノン多摩」開館の記念として約500名の子どもたちと《マイ・タウン(1-4)》1987年、《平和Ⅰ-Ⅳ》1987年の壁画制作を行った繋がりがある。初めてデザインとしてのキース・ヘリング以外と向き合った場であり、没後30周年記念の節目となった展覧会『Keith Haring: Endless』(2020年2月22日〜2021年5月9日)について書く。

《赤と青の物語》(1989年)
北川原温氏が設計した中村キース・ヘリング美術館は「混沌から希望へ」というテーマを表した展示空間で、本展では《オルターピース:キリストの生涯》(1990年)をはじめ、自身が被写体の写真から制作した《無題(自画像)》(1988年)や、子どもたちが自由に物語を想像できるように描かれた《赤と青の物語》(1989年)、ウィリアム・S・バロウズ(1914-1997)との共同作《アポカリプス》(1988年)など、鑑賞者が圧倒されるスケールで描かれた無数の作品が展示されていた。『へリング作品の奥に潜む「人間が秘める狂気」や「生と死」に向き合うことのできる空間』(中村キース・へリング美術館HP引用)において《オルターピース:キリストの生涯》(1990年)が印象的だった。この作品は白金箔が施された3面のブロンズからなり、三連祭壇画の様式を用いた横幅2mを超える。教会の祭壇画(オルターピース)として制作された最期の作品であるが、中央最上部に配された十字架の下には多数の腕に抱えられた赤ん坊とその聖母子像、飛び交う天使が描かれる。その下には拳を掲げる人々の姿が描かれている。

《オルターピース:キリストの生涯》(1990年)
プロテスタントの家に生まれたキース・へリングは、10代の頃に起きた「ジーザス・ムーブメント」から強い影響を受け、参加していた。この運動は福音主義的なもので、その目的は、純粋にキリストの言葉を広めることにあった。そのため、反教会、反キリスト教根本主義を掲げ、反物質主義であり、貧困に対する思いやりを持った行動を特徴としていた。何事にも囚われない運動姿勢にも作家人生としての影響を受けたと考えられる。混沌としたアメリカで、貧富の差や生と死について等を考え、芸術による表現の仕方を各所で学び、自分の居場所を探し求めていたのかもしれない。以来、《ラディアント・ベイビー》(2009)をはじめとした作品に宗教的なイメージやシンボルが組み込まれるようになった。そして、《オルターピース:キリストの生涯》が1990年2月16日に31歳の若さでAIDSにより亡くなる数週間前に完成した最期の作品となった。常にAIDSによる死と向き合い続け、明日のために生き続け、原点に立ち返るための渾身のテーマだったのかもしれない。

《アポカリプス》(1988年)
深刻かつ複雑なテーマをシンプルに表現することで、作品自体が言語を超え、誰もがわかるビジュアルコミニュケーションとしてのデザイン性を保有している作風。また、当時の作家としては珍しいアクティビストとしての一面を持つキース・ヘリングが設立し、その意思を受け継いだキース・ヘリング財団によって、恵まれない子供たちやHIVやAIDSへの啓発活動を行う慈善団体への資金提供や展覧会などへの支援も行っている。多くの目に触れられるようにデザインとしての広がりをより一層日本において強めている今、平等性や、AIDSの怖さ、権力の怖さといった本当に訴えたいことは多く一般層たちに伝わっているのだろうか。

《ラディアント・ベイビー》(2009)
今回の展覧会では、偶像的であり社会から逸脱した世間から見られるキース・ヘリングの認識と等身大のキース・ヘリングそのものを思想を通して見られたと感じた。資本主義によって生み出された混沌とした世界やキース・ヘリングが見続けた未来への希望を、今の世界と重ね合わせた時に何が見えるのか、アートと社会の関わりはどのような発展性を持ち続けるのか考え続けたい。

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